シモキタはすっかり様変わりしていた。(下北沢駅北口)
この広い空き地には「下北沢駅駅前食品市場」があった。バラックの
ような建物に食料、衣料、雑貨などが所狭しと並んでいた。
1988年下北沢に住むことに憧れ物件を見に行ったけれど家賃が
高すぎて結局隣の駅(世田谷代田)にアパートを借りた。
東京のひと駅は場所によっては距離が短く隣駅まで歩くことも
苦にならずシモキタまでよく歩いた。
小田急線は東北沢・下北沢・世田谷代田まで線路を地下化した。
そのため駅前は変わりすぎて一瞬方角が解らなくなった。
今風のおしゃれ感満載の駅周辺になっていた。
懐かしさはやっぱり古い商店街にあり。
南口の改札は廃止されたが下北沢南口商店街の名前はそのまま残っている。
マクドナルドの場所も変わっていない。
あずま通り商店街も昔のままの風情を残している。
このレトロな佇まいをカメラで撮る外国人の多いこと。
昔は線路だった空き地には仮設のような珈琲ショップがあった。
心地よい音量のクリスマスソングを聴きながら
友だちとの待ち合わせ時間まで珈琲を飲みながらたそがれた。
お気に入りだったアンティーク雑貨店ふたつとも健在だった。
茶沢通りの〔あんてぃかーゆ〕のシャッターを見て、ついに閉業したかと
思いきや「仕入れの為お休み」の張り紙があった。よかった。
〔アンティークライフ〕は道を間違えながらたどり着いた。
江戸っ子ラーメンの〔珉亭〕
2階の広々とした座敷でよく食べよく飲んだ。
座敷の蛍光灯が眩しいくらいに明るかった。