1961年、無名の若者だったボブ・ディランがミネソタから
ニューヨークにでてくるシーンから始まる。
ティモシー・シャラメ(ボブ・ディラン)は、ボーカルはもちろん
ギターもハーモニカも自身が歌い演奏している。
何テイクもしたそうだがボブ・ディランが乗移っているのではと
思わせるほど説得力のある演技が素晴らしかった。
若く美しい俳優で絶大な人気があるのは知っていた。
これまで観た数本の映画ではそれ程魅力を感じることはなかったが
この映画で一変した。ティモシー素晴らしい俳優です。
日本人俳優の初音映莉子はピート・シーガーの妻役で
物語の中では重要な役になっている。
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1972年フォークグループガロの『学生街の喫茶店』の歌詞には
“ボブ・ディラン” が登場する。当時中学生だった私はこの
フォークソングでボブ・ディランを知った。
君とよくこの店に 来たものさ
訳もなくお茶を飲み 話したよ
学生でにぎやかな この店の
片隅で聴いていた ボブ・ディラン
あの時の歌は聴こえない
人の姿も変わったよ