『帰れ、鶏肉へ』は、単行本『亡命ロシア料理』の中のひとつの
エッセイの題名だ。SNSで話題になり、題名が料理名として広まった。
冷戦時代のソ連からアメリカに移住した2人のユダヤ系ロシア人の著書。
当時のソ連では鶏肉がとても高価なもので大事にされていた。
ところが亡命したアメリカではブロイラーチキンが主流で肉の価値は
最下位にあたり「鶏肉を軽視しているのが許せん!」と綴ったのが
『帰れ、鶏肉へ』だ。
本の中(和訳本)での料理名は オニオンソースの鶏肉となっていて
水を一滴も使わず、厚手の鍋で1時間半ほど煮込むと書かれている。
10分で煮える時短鍋、圧力鍋で作ってみた。
焦げ防止で白ワイン200mlを入れ、つぶ胡椒の代わりに
ジュニパーベリーを入れた。
ドライディルをひとふり。
黄金色のスープにホロホロくずれる鶏肉。とても美味!
鶏モモ肉 1枚(300g)
玉ねぎ 中2個
ローリエ 1枚
バター 10g
つぶ胡椒 適量
白ワイン 200ml
塩 小さじ1半
ディル 適量
圧力鍋、高圧で10分