2025年2月22日土曜日

スープ『帰れ、鶏肉へ』

『帰れ、鶏肉へ』は、単行本『亡命ロシア料理』の中のひとつの
エッセイの題名だ。SNSで話題になり、題名が料理名として広まった。

冷戦時代のソ連からアメリカに移住した2人のユダヤ系ロシア人の著書。
当時のソ連では鶏肉がとても高価なもので大事にされていた。
ところが亡命したアメリカではブロイラーチキンが主流で肉の価値は
最下位にあたり「鶏肉を軽視しているのが許せん!」と綴ったのが
『帰れ、鶏肉へ』だ。

本の中(和訳本)での料理名は オニオンソースの鶏肉となっていて
水を一滴も使わず、厚手の鍋で1時間半ほど煮込むと書かれている。

 
10分で煮える時短鍋、圧力鍋で作ってみた。
焦げ防止で白ワイン200mlを入れ、つぶ胡椒の代わりに
ジュニパーベリーを入れた。

ドライディルをひとふり。
黄金色のスープにホロホロくずれる鶏肉。とても美味!

鶏モモ肉 1枚(300g)
玉ねぎ     中2個
ローリエ           1枚
バター              10g
つぶ胡椒           適量
白ワイン        200ml
塩      小さじ1半
ディル      適量

圧力鍋、高圧で10分